中村幸介 《Almost Ground – Sigiriya Stool》作品制作




中村幸介がデザインした「Sigiriya Stool」の、金属部分を制作しました。
t=6mm鉄板の座面に、丸棒15mmの脚を3本溶接しています。
CNC加工された木製座面にはめ込まれており、表面は左官仕上げという職人的なスツールです。
以下、建築家のテキストより。
Almost Ground は、土を介して生まれるシリーズである。
陶芸家・木村達哉、左官職人・大橋和彰、建築家・中村幸介。
異なる領域をもつ三者が、土という素材を共通言語にしながら、家具と建築、工芸と空間のあいだにある輪郭を探っている。
木村は土を探し、焼き、歴史や文脈と交流する。
大橋は土を塗り、暮らしの手触りを問い直す。
中村は土に触れ、質感を空間に落とし込む。その制作のプロセスは、ものづくりというよりもセッションに近い。
Almost Ground が目指すのは、地面そのものをつくることではない。
風景の記憶や手の痕跡によって、空間の重心を大きく変えるような“地面のようなもの” を生活の中に立ち上げることである。