
BS12ドラマ「六月のタイムマシン」タイムマシン制作
このプロジェクトでは、高さ2.5mの布を吊り下げて、反転させる回転機構を設計・製作しました。
吊り下げた布の表面にマグネアセメントを吹付施工することで、薄いシェル形状を成形します。硬化後は回転機構を活用して全体を反転させ、マグネアセメントシェルを完成させます。
外径48.6mmの鋼管で設計されたパイプブレースは、単管クランプで接合可能です。全体形状は2つの三角形フレームを対向させたテント状で、開き角度を調整することで全体の高さを可変としています。単管の太さに合わせたベアリングも特注し、成形後のシェルを180度反転させる工程において、滑らかな回転動作を可能にしています。
(テキスト:関田重太郎)