作品制作

自連車 -Eight Wheels-

制作物
作品制作、金属製品
公開
2025年6月
展示場所
玉川髙島屋S・C 本館1F グランパティオ
プロジェクトメンバー
東弘一郎(鉄工)、関田重太郎(設計)

過去作の自連車をフルリメイクした新作となっています。
廃棄された自転車のホイールを使い、連鎖して回り続ける8つの車輪。動いているのに、進まない。そんな現代の“空転”を表現しています。

リメイクにあたり、めっき仕上げを採用しており、過去作品よりも工業製品らしいディテールを再検討しています。

角パイプは25×40角から30×50角に変更し、柱の足元補強で斜めカットされていた角パイプを、三角リブの切り板に変更しました。水平材は、角パイプではなく4.5mm厚の板のL字金物に変更し、車輪をボルト固定する長孔をレーザーカットしています。長孔にする理由は、24インチ~27インチの車輪のバリエーションに対応するためです。ユニット間の距離も車輪径に対応し、先頭から順にフラットバーで引き寄せながら決定し、次のユニットとの距離をボルトで固定します。先頭の自転車は、3Dスキャンによる実測で、レーザーカット切り板による溶接固定に変更しました。