金属製品

木漏日のカウンター

Photo 本多隼人
題名
木漏日のカウンター
所在地
東京都港区白金
用途
レストラン
設計
中山拓也建築事務所 担当/中山拓也、飯田美帆、西山大地
構造協力
瀧本信幸
施工
株式会社エスケイ 担当/岡裕司
カウンター
株式会社あずま工房 担当/東弘一郎
椅子
五反田製作所 担当/宮本茂紀、水田藍
床面積
21.4㎡
設計
2024年2月~2024年6月
工事
2024年7月~2024年8月
竣工
2024年8月
写真
本多隼人
Photo 本多隼人
Photo 本多隼人

飲食店の一部にカウンター席を作る計画です。
建築家は、内装ではなく “建築を考える” ように取組み、全体を “手仕事の判” で覆って新旧が緩やかに繋がる空間を構築しました。
約1m×5mの天板は、9mm厚の鉄板をT字型に溶接し、天板を支える構造になっています。
現場が住宅街であり、巨大なカウンターテーブルを重機で搬入することは現実的ではなく、また、搬入経路となる店内も狭かったため、手作業で搬入できるよう、150kg以下のサイズに分割し、現場で組み立て可能となるような設計が求められました。
現場床の既存 H 鋼に桧集成材をボルト固定し、その木材に背板をラグスクリューボルトでビス打ちします。 その後、天板をのせて溶接する際に、10センチ間隔の差し込み式の角穴を設け、位置合わせを容易にすることで、部分的な現場溶接でも水平垂直に固定できる設計としました。
(テキスト:関田重太郎)